岸田首相 ベトナム首相と会談 “国際秩序の維持・強化へ連携”

岸田総理大臣は24日夜、日本を訪れているベトナムのファム・ミン・チン首相と会談しました。東シナ海や南シナ海への進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて連携することで一致しました。

岸田総理大臣が就任後、国内で外国の首脳と会談するのは24日が初めてでおよそ1時間行われました。

会談で両首脳は東シナ海や南シナ海への進出を強める中国を念頭に航行や飛行の自由の重要性を改めて確認し、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて連携することで一致しました。

また日本やベトナムなど11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、中国の加入の申請を踏まえ高い水準のルールを維持していくことを確認し、日本企業のサプライチェーンの多元化などで協力する方針でも一致しました。

一方、岸田総理大臣は新たに新型コロナウイルスワクチン、154万回分を供与したいとして25日、チン首相が帰国する航空機で輸送する意向を伝えました。

また両首脳は外国人技能実習制度をめぐり失踪や不法残留、それに悪質なブローカーの介在といった問題が起きているとして、緊密に意思疎通を図り制度を適正に運用するシステムの構築に向けて協力することで一致しました。

このほか安全保障をめぐる協力に関しことし9月に署名した協定を踏まえ、艦艇など防衛装備品の移転に向け協議を加速するとともに、サイバーセキュリティーなどの分野で協力していくことを確認しました。